ロシアの中心を流れるボルガ川岸に、ロシアでも急成長をしているKuibyshevAzotという化学プラントがあります。KuibyshevAzotの化学プラントは、 1966年に設立。昨年、170万トン以上の化学製品素材を生産。売上げ高10億ドル近く。

このKuibyshevAzotは、技術成長を遂げ、触媒を活用してアンモニア生産の

稼働率を、窒素肥料生産の平均稼働率より高いものを実現しています。

KuibyshevAzotのプラントが持つ課題の一つに、触媒を利用して、原料とエネルギーの消費を最適化することがありました。そこで、彼らは最近、

そこにアンモニア生産過程を制御する為に横河電機製CENTUM CS3000 Distributed Control Systemを導入しました。 彼らはこの最先端の制御システムの性能に満足したのですが、そのプラントには、プラント情報システム・サーバを接続するという一つの課題がありました。

プラント情報システム・サーバは、生産過程のデータを集めて、技術特性と稼働率性能定数（900以上の変数）について計算し、リアルタイム（同時）に分類しレポートするKuibyshevAzot特有のシステムです。 そのミッションは、クリティカルな条件のため、システムはQNXのリアルタイムのオペレーティングシステムを使用していました。 横河電機製制御システムからプラント情報システムにデータを取り込むことが、プロジェクトの総合的な成功に必要でした。

データ・リンクを実現するために、KuibyshevAzotはCogent Real-Time Systems からOPC DataHubとCascade DataHubsを選びました。

それぞれのDataHubsはリアルタイムのデータを集めて、他のDataHubに分配するミドルウェアプログラムです。 OPC DataHubはWindowsへインストールすることで、プロジェクトで使用される横河電機製ExaOPC Serverなどのような、どんなOPCサーバにも接続することを可能にします。 QNX側では、Cascade DataHubがプラント情報システムサーバに装備され、 一旦、それらのそれぞれのシステムに関連づけられると、二つのDataHubsがWindowsとQNXのネットワークの上にリアルタイムデータリンクとしてのTCPミラーリング接続を確立します。

「この接続方法は、我々の多くの開発時間とお金を節約させてくれます。」と、会社のスポークスマンは言いました。 「主要なことは、我々の既存情報システムを存続させることでした。　新情報システムを購入するか、ドライバを開発するか、または再構成するといった高額投資の必要はまったくなかったので、DataHubsの採用は、我々に時間とお金を節約させてくれました。 更新処理はシームレスでした。 我々は、我々の既存情報の表示操作ターミナルとレポートフォームがそのまま使用できました。 我々がしなければならなかったのは、より多くのレポート書式に加えて、情報表示をアップデートすることでした。」

「KuibyshevAzotは何か強健なもので、彼らが自分達の重大なデータで信じることができた何かを必要としました、」と、Leonid Agafanovは言いました。（彼は、SWD Softwareの専務理事、プロジェクトにかかわったCogentの現地販売代理店。） 「QNXとWindowsをCascade DataHubとOPC DataHubでリンクすると、両方のシステムは強く結合された。」

OPC DataHubとCascade DataHubはCogent Real-Time Systems の製品です。 Cogent Real-Time Systemsは1995年に設立されていて、Windowsと、リナックスとQNXの間のリアルタイムのクロスプラットフォームデータ統合のリーダーです。 これを導入している顧客はカナダ銀行、キャドベリー・チョコレートと欧州宇宙機関などがあります。 OPC製品の次世代を提供するためにリアルタイムのデータ通信の進展に力強く貢献します。