Ecole des Mines d'Albi-Carmaux - France
OPC DataHub リモート間でライブデータをリンク
Ecole des Mines d'Albi-Carmaux (EMAC) はフランス 産業省の監督下で1992年から運営されている工業学校である。主に研究を中心とし、企業及工業と近い関係を持ち、新テクノロジーの開発に貢献している。パートナーである Lycée RASCOLではEMACと共同開発として、生産ラインに稼動する6PLCと多数装置の接続を監視している。それらのPLCは単一OPCサーバとリンクしていた。近日、このシステム改善案として、EMACのスタッフ達は、RASCOL設備のシステムから収集データをEMAC側で稼動している分析ツールやWitness Simulationに収集データ通信を可能にする試みを開始した。
EMACとRASCOLのシステム同士はインターネットで接続され、もちろんファイアーウォールによって安全性が保護され、通過するデータは高速、信頼性、安全性が要求されていた。EMACのプロジェクトリーダFranck Fontanili氏とThomas van Oudenhove氏は接続のツールとしてOPC DataHubに着目した。
「Witnessのようなシミュレーションツールは、通常では他のコンピュータ上に依存している。そのため、相違したクライアン介してMicrosoft DCOM変数とアクセスする必要性があった。しかしDCOMは、設定が困難であり、フォールト・トレランスにも弱い問題があった。例としてWindowsがアップデートを動作した時に不可解な動作障害が発生する場合がある。我々はOPC DataHubをクライアントとサーバとして設定、トンネリング機能を利用して特定のDCOM設定なしでOPCデータの伝達を確立した。
Van Oudenhove 氏と Fontanil氏は、RASCOLの生産ライン側にOPC DataHubを設定し、生産ライン上のPLCと接続されているOPCサーバと繋げました。更にEMAC側に設定されたOPC DataHubはWintness Simulation Suiteとつなげ、両側のOPC DataHub同士をトンネリング機能により、両側のデータフローを円滑にした。結果として、EMAC側の事務所から生産ラインのPLC情況を敏速に把握できるシステム改善を成遂げた。(上図参照)
更にOPC DataHubの他機能を利用して、リアルタイムでExcelにリンクし、PLCからのデータ情報をExcelのマクロを作成し、迅速にPLCで変更されたデータをExcelで把握できる拡張システムを構築した。この新改善は全く追加費用はかかることなく実現した。
OPCトンネリング機能は、リモート間でのWitnessアプリケーションで接続は迅速で信頼できることを実証した。「6月の初めにチェコスロバキア共和国でチェコとスロバキアのWitnessユーザにオンラインシミュレーションアプリケーションで表示できました。」とFontanili氏は語った。「OPC DataHubのおかけで、フランスのAlbiを拠点としてPragueからオンラインシミュレーションを問題なくデモできたことに大変感謝している。」
またFontanili氏は、韓国のソウルで開催された17th IFAC World Congressで、リモート同士の研究所のシステムを発表し、高い評価を得た。「OPC DataHubでの新システムは大変満足のいく結果である。OPCサーバ同士をネットワーク上で安全・信頼性の高い接続を達成できるツールとしてOPC DataHubは最高の製品であった。」 とFontanili氏が述べている。
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