Mirror Controls international – Ireland
OPC DataHubでエクセルシートによるシステム強化
Mirror Controls international (MCi)は、自動ミラー調整/自動フォールディングミラーのアクチュエータ設計、開発、製造に携わっている。年間で40百万単位の販売によって、同社は世界のアクチュエータ製造で最も大規模な独立した製造業社である。アイルランドManorhamiltonに位置する工場では、ヨーロッパ全体でBMW, フォルクスワーゲン、ジャガー、ロールスロイスやフォードのような大手自動車産業に供給している。近日、設備オートメーションシステムを改善するためにOPC DataHubを導入することにした。
MCiは常に独自のアイディアで課題のソリューションを追究することを概念としている。一つの例としてMciのエンジニアチームは、二つの生産ラインからの生産データを収集及び監視システムを開発し、各生産ラインからの収集データをエクセルのスプレッドシート上で監視できるシステムを構築し、同社Saia PLCからのデータをMerz OPCサーバと連携させ更にエクセルにより、毎時の生産統計、ダウンタイム、製品品質等の図を編集できるように実装しました。
上記のシステムは便利であったが、絶えず悩まされる問題があった。「我々は数年に亘り、データ監視システムを開発し継続しているが、作業工程は円滑ですが一つだけ欠点がありました。それはエクセル・プラグインのバグにより、同社PCを頻繁に再起動を強制してしまうことでした。」
このプラグイン問題解消のためにチームメンバーは試行錯誤した結果、ソリューションとしてWebでの解決方法を思案した。チームメンバーは、OPC DataHub導入して、信頼性の高いリンクを介してシステム中の生データをエクセル上にドロップする操作のみで課題を成し遂げ、更にシステムの強化を可能にした。
「この設定はOPC DataHubとMerz OPCサーバ同士を繋げて、エクセルにデータポイントをドラッグする簡易な作業のみだった。またトラブルだったエクセル・プラグインをOPC DataHubに移行した結果、SCADAシステム中の単一ワークブックで実行できるので簡単になった。更にOPC DataHubがサービスとして動作することが出来るので、オペレータは全体システムの稼動状態をワークブックを開けるだけで把握できるようになった。」とMcDonagh氏は述べていた。
システムの詳細は、OPC DataHubがワークブックの「RAW_DATAシート」コラム欄に生データを提供しています。そしてエクセル・マクロが毎時トリガーによって、そのセル値を右側に一つ移動させ、24時間後にデータは1時間基にロール・オーバーを開始、PLCとの回路がリセットされないので、別の「CALC_DATA」シートが、毎時間のコラムと実値の相違を演算して表示した。他のワークシートはグラフやテーブル等を表示にした。
「OPC DataHubのソリューション・ツールに大変満足している。安定したシステムであり、またCogent社によるサポート体制も質の高い信頼がいく対応であった。バグのエクセル・プラグインをOPC DataHubに変更したことで、我々のPCを再起動する問題も解消しシステムは円滑に稼動を継続している。」とMcDonaghは評価している。
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