Breakwater Trading - Chicago & New York
シカゴとニューヨークで複数のExcelユーザを接続する事例
課題
Breakwater Tradingはニューヨークとシカゴ間の証券取り引きを、100人以上のトレーダーとマネージャがあらゆる角度で監視しています。 証券取引では、市場のデータと変動情報をリアルタイムにトレーダーへ情報提供するだけでなく、それらのデータを扱って分析した彼らの情報を迅速にしかも容易にアップデートすることは、Breakwaterの収益性を上げることになるので、時間が来たら彼らの現在のインフラストラクチャを同時にアップデートすることが求められる。
「我々のトレーダーは皆、リアルタイムの分析データが我々のシカゴオフィスを走っている専用モデルから得られ、見れる必要があります。」と、Darek Potchebout(Breakwater社のTechnologyとOperationsのディレクタ)は言っている。 さらに、「各ユーザが、それら自身のExcelアプリケーションでデータを自由に使用する必要があるので、我々は、解決策として、スプレッドシートそのものの共有よりもむしろリアルタイムのデータの同時分配に重点を置く必要がありました。」とも言っている。
解決策
Cogent社がBreakwater社に提案したのは、Peer-to-PeerでパフォーマンスがあるCascade DataHubでした。Breakwater社は、このCogent社の提案に対し、それがトレーダーに受け入れられるかどうかを確認する為の小規模の試験を行うことにしました。
新しいシステムは、シカゴにあるオフィスサーバにまずCascade DataHubをセットし、それに多くのソースからリアルタイムのデータを集めて構築された。 データは、情報配給のための主要なサーバとしてそのローカル・エリア・ネットワークにセットされたDataHubにミラーリングされ、その中にはニューヨークにあるDataHubにもミラーリングされた。各Traderは彼らのワークステーションにDataHubをセットし、ライブデータを彼らのスプレッドシートへ単にドラッグ・アンド・ドロップさせた。
Breakwater社はすぐに、Cascade DataHubソフトウェアの可能性を見出した。 「我々は我々のトレーダーのひとりと共にニューヨークで小さいシステムをセットアップしました。そして、15分で、ニューヨークの彼から、『これは凄いと思う。』という内容の、電子メールを送ってきました。」と、アレックスForkosh(パイロットプロジェクト・チームのマネージャ)は言いました。
「ニューヨークとシカゴ間のデータ転送と、さらにニューヨークへ戻るデータ転送のデータ・アップデート・サイクルは、我々の古いリナックスシステムでおよそ1分かかっていたものを、DataHubを使用すると1秒未満まで短縮できた。」
このパイロットチームは、もう少しトレーダーを増やして、その後、1カ月の間、DataHubの性能を確認しました。それによって、ソフトウェアの安定性は彼らの期待を凌ぎました。 そして、Darekはニューヨークとシカゴの両方に、より多くのトレーダーを増やすべくシステムを拡張するとことを決めました。 「今までのところ、より多くのユーザを雇っても、性能が落ちないことを我々は確認しました。よって、DataHubへの変換は、とてもスムーズに行われることでしょう。」と、彼は言いました。 「我々はたぶん来月の間に我々のトレーダーの残りを加えるつもりです。」
「我々はBreakwaterが性能におけるそのような劇的なサポートを得ることができたのが嬉しいです。」と、ポール・ベンフォード(CogentのBusinessマネージャ)は言いました。 「これはCascade DataHubがネットワークで効果を発揮することと、インターネット接続の時にリモートExcelを使用するユーザとの間でどうリアルタイムのデータを共有するのを簡単にする、ちょうど良い事例の1つです。」 Cascade DataHubは、パフォーマンスの良さやリーズナブルさが評価され、証券取り引きと金融機関の世界でも使用されています。
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